山口県萩市の中学校で、独占禁止法や公正取引委員会の役割などを学ぶ教室がありました。
萩市の田万川中学校で行われた授業の講師は、公正取引委員会の職員です。
市場経済の競争の基本ルールを定めたものが独占禁止法という法律で、運用するのが公正取引委員会だと説明していました。
授業では、携帯電話の販売店同士が話し合って価格を高くする約束をして販売を始めたことが「カルテル」という独占禁止法に違反する疑いがあり、立ち入り検査をするということを学んでいました。
田万川中の3年生「独占で逆に私たちが不利になるようなことが起きているのは怖いなと思った」
公正取引委員会事務総局・近畿中国四国事務所中国支所の内閣府事務官「実際にカルテルや談合の違反行為の当事者となってしまわないように、今のうちから競争の大切さを学んでほしい」
生徒は、身近な消費生活を題材とした教室で理解を深めたようです。