こちらは「新刻黍補馬經大全」です。
馬の体にあるつぼについての説明が書かれています。
このページでは馬の顔にあるつぼが記されています。唇が胃や脾臓、歯が腎臓や膀胱、舌が心臓のつぼであることなどが紹介されています。
またこちらは病気になったり、死んでしまった馬の記録を綴った記録です。
「注射その他の看護に全力を傾注せしも及ばず」の記述が見られ、治療にあたった六代目の桑島中作が最後まで馬を救おうと努力した様子がうかがえます。
こちらは「歯鑢(はやすり)」。
馬の歯の不正な突起や尖りを削り、馬の健康を整えるのに使われました。
金ケ崎町中央生涯教育センター学芸員の大畠加菜子さんは「2026年は午年であり、桑島家でも最も多くの功績を残した五代目の桑島重三郎の生誕170周年です。馬医・獣医として活躍した桑島家について、多くの人に知っていただきたいです」と話していました。

この企画展は28日まで、金ケ崎要害歴史館で行われています。














