「体は一回り小さくなっているだろうか」
曽我さん親子の拉致から47年。長い月日が流れました。
曽我さんは現在のミヨシさんの姿を想像し、不安な胸の内を吐露しています。
「母は今、どんな姿になっているんだろうと考えることがあります。腰も曲がっているかな。体も一回り二回り小さくなっているかな」

きょう、12月28日で94歳。
「本当は考えたくはないのですが、ふと頭をよぎることもあります。本当にもう一度、母に会えるんだろうかと」
高齢となったミヨシさんが、過酷な環境でどう生きているのか。想像するだけで心が痛む日々。それでも曽我さんは、「会う日を絶対に諦めません」と前を向きます。
「母と抱き合えるその日まで、とにかく母には元気でいてほしい。諦めずに、絶対に佐渡に帰ってきてほしい」
(後編 「北はこれからすごく寒くなる」拉致被害者・曽我ひとみさんが案じる“妹”横田めぐみさんと母・ミヨシさんの身に迫る冬 へ続く)














