開店前から長い列

営業最終日となった20日は、午前11時の開店を前に長い行列ができていました。

「みすゞ庵」 小籏三保子社長
「びっくりしましたね。いつもの倍」

先頭の人
「きょうは8時半ですね、早起きしましたね。学生の頃から通ってましたね。もう20年ちょっとですかね」

訪れた人
「天神に30年ぐらい勤務してて、多いときは年200日ぐらい通いました」

訪れた人
「会社近くなので、昼ご飯でよく来てました。(閉店は)ショックだったので、最後にしっかり味かみしめて」

仕入先も「まさか」

行列の中にはそばの出汁に使う鰹節や鯖節の仕入れ先も。

「みすゞ庵」 小籏三保子社長
「ああ、わたなべ屋さん、いつもお世話になりました。ありがとうございます」

わたなべ屋 渡邊直さん
「まさかと思って、私68やけど、私が廃業するときに、『もう辞めますんで』って言わないかんと思っとった逆に。いやーもうさみしさばっかりですよ」

名物は「カツカレーそば」

午前11時、みすゞ庵最後の営業が始まりました。

「カツそば2はーい」「カツそば4はーい」

名物は、出汁の効いたピリッと辛いカレースープに、揚げたてのとんかつがのった「カツカレーそば」。

カツカレーそばを注文した客
「おいしいですね、あとでピリッと辛みが来て」

カツカレーそばを注文した客
「いやーうまかったですね。やっぱ冬場はカツカレーそばに限りますね。最後なんでね、心残りがないように」


鰹節を卸している渡邊さんが注文したのは、天ぷらそばです。

わたなべ屋 渡邊直さん
「最後になると、さみしいですね」

Q
お味はどうですか?

「そりゃおいしいですよ」