北海道の釧路湿原周辺でメガソーラー建設計画を進める大阪の日本エコロジーが、希少種の再調査を求められている予定地で、22日朝、木の伐採を始めました。
釧路市昭和地区の大阪の日本エコロジーのメガソーラー建設予定地では、22日朝、作業員がチェーンソーで木を伐採しているのが確認されました。
木には、直前までオジロワシが止まっていて周辺を飛ぶ姿も見られました。
昭和地区の計画を巡っては、釧路市が希少生物の生息調査が不十分として再調査を求めているほか、住民説明会でも反対の声が相次いでいます。

釧路市は、10月に太陽光発電施設の設置を市長の許可制とする条例を制定しました。

しかし、来月1月1日以降に始まる工事が対象で住民は「駆け込み工事だ」と指摘します。

地元町内会の関係者
「当然『駆け込み』だ、それしか考えられない。駆け込みして(着工の)事実を作っておきたい。残念もあるが、残念とは認めない。まだまだわれわれは抗議する」

今後、建設工事が本格化するとみられますが、地元の町内会は再度説明会の開催を求めるとしています。














