「仕事で命を落とす社会を終わりに」

海外勤務について中江さんは、さまざまな価値観に触れることで、得られた経験や成長も多くあったと振り返ります。

一方で、人員不足によって業務が集中してしまうことや、文化や医療水準の違い、孤独を感じやすいなどの海外ならではの実態があります。

企業側は、定められたルールを守るだけで満足するのではなく『命が守られる働き方』を第一に考えてほしいと訴えています。

最後に、学生たちへこう呼びかけました。

中江奈津子さん
「労働者自身も、長時間労働の弊害やメンタルヘルスについて正しい知
識を持ち、過労死の問題を自分や大切な人のこととして受け止めてほしいと思います。家族や友人、同僚が仕事のために命を落とすような社会は、みんなで終わりにしましょう。国内、海外を問わず、すべての人に健やかに生き、働いてほしいと願っています」