山形県は19日、山形沿岸の高潮浸水想定区域を新たに指定したと発表しました。これは、2021年の水防法改正で高潮浸水想定区域の指定対象がすべての海岸に拡大されたことを受けたものです。
高潮浸水想定区域は、想定できる最大規模の高潮による氾濫が発生した場合に、浸水が予測される区域を地形などを基にシミュレーションしたもので、浸水の深さや浸水し続ける時間の情報とともに公表されます。
最大規模の高潮は、室戸台風規模の台風が満潮時にその経路を通過した場合を想定していて、山形県ではさらに低気圧による高潮の影響も考慮しているということです。
指定・告示後は、各市町が作成するハザードマップを通じて県民に詳細が周知され、災害時の命を守る行動に役立てられる予定です。
高潮浸水想定区域の詳細は、庄内総合支庁や、県のホームページで確認することができます。県は、引き続き防災対策に取り組むとしています。














