地元に映画館がない岐阜県高山市で、きょう、歌舞伎を舞台にした話題の映画「国宝」が特別上映されました。

これは、映画「国宝」の出演者の振り付け指導を担当した、舞踊家の谷口裕和さんが高山市の出身であることや、上映を願う多くの市民の声が寄せられたことを受け、市が配給側に働きかけて実現したものです。
高山市では2014年に最後の映画館が閉館して以来、映画を鑑賞するためには関市や隣県の富山市などに出かける必要があります。
こうした中、今回の高山市での特別上映会では、先月末に前売り券(約2500枚)が販売され、すでに完売に。
会場の高山市民文化会館では、きょう、上映を待ち望んでいた市民らが大きなスクリーンで作品を楽しんでいました。
このほか、会場では舞踊家の谷口裕和さんと、作品の中で人間国宝の歌舞伎役者を演じた田中泯さんの舞台あいさつも行われました。















