世界トップレベルの研究を行う大学を支援する「国際卓越研究大学」について、文部科学省はきょう、東京科学大学と京都大学が選ばれたと発表しました。

「国際卓越研究大学」は10兆円規模の「大学ファンド」の運用益により助成が受けられるもので、去年、1期目として東北大学が認定されています。

2期目となった今回は8つの大学が応募し、有識者会議が検討した結果、東京科学大学と京都大学が選出されました。

東京科学大学 大竹尚登 理事長
「これからより頑張っていくという決意に満ちた、そんな状態にあります」

ノーベル化学賞を受賞した 京都大学 北川進 特別教授
「数年先のところにばかり投資するんじゃなくて、息の長い10年・15年というところまで見渡して評価して進められるという、 そういう環境ができるんじゃないか」

東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して去年発足した東京科学大学は、来年4月からの支援の開始が決まりました。

一方、京都大学は、学内の体制を強化した上で支援が開始される「認定候補」となりました。