料理の色付けや香りづけに使われる「サフラン」の産地化を目指す宮崎県延岡市で、生産者向けの栽培研修会が開かれました。

研修会には、延岡市のサフラン生産者9人が参加。

サフランを研究している武田薬品工業・京都薬用植物園の野崎香樹園長と、九州医療科学大学薬学部の渥美聡孝准教授の2人が講師をつとめ、サフランの球根の重量が増加するほど、開花率が上昇するなど研究成果を報告しました。

(サフラン生産者)
「きょう先生からいろいろ教えてもらったので、それを参考に自分なりにも研究をしながらやっていきたい」

サフランは1グラムあたりおよそ1500円と高値で取り引きされますが、国内では生産量が少なく、延岡市は、栽培技術の向上により、増産や販路拡大に取り組んでいきたいとしています。