《クマ対策①クマが開けられない…鉄製ごみ箱「とれんベア」》

2025年7月、北海道南部の福島町で、新聞配達員の男性が住宅街でクマに襲われ死亡。

町内では、ごみ集積所での目撃が相次いでいました。

ごみの回収や産業廃棄物の処理を行う、網走市の会社です。

シティ環境 澤口和人さん
「クマが開けようと思っても開けられない作り」

12年前に、知床財団の依頼で、クマも荒らすことができない頑丈な鉄のごみ箱「とれんベア」を開発しました。

現在、道内外に18機が設置されています。

シティ環境 澤口和人さん
「(ごみを)一度食べたことがあると、ごみ収集に来た人がごみを回収したときに、自分の餌をとられたと思って、クマに襲われる可能性もでる」

コンクリートでしっかりと支えられた厚い鉄製の箱は、総重量約1トン!

体当たりされても簡単には倒れず、爪も立てづらい構造になっていて、サビに強い加工や、万が一、人が中に入っても出られるようにするなど改良を続けています。

シティ環境 澤口和人さん
「苫前町で400キロのクマが箱わなを荒らしてる姿を見たときに、これだけの強度であったり、対策をしたことは間違いではなかった」