犯人グループとの交渉

金浦空港に到着後、ハイジャック犯と橋本登美三郎運輸大臣(当時)との交渉が始まります。
しばらく膠着状態がつづきますが、ハイジャックされて4日目、山村新治郎運輸政務次官(当時)が身代わりとして人質となり、そのかわりに乗客・乗員を解放する話がまとまりました。
韓国側とも交渉の末、人質解放後に北朝鮮の平壌へ出発する許可が出されました。

橋本運輸相、山村次官の記者会見/金浦空港に着陸したままの「よど号」の機内で書かれた赤軍の手記

金浦空港での人質交換~平壌へ出発

そして4月3日の14時27分、人質交換が行われます。
乗客99人と客室乗務員4人は79時間ぶりに解放され、山村運輸政務次官がよど号に乗り込みました。

解放され、よど号から降りる乗客/無事を喜び万歳の声が起こる

18時05分に金浦空港を離陸し、よど号は平壌に向かいました。

身代りでよど号に乗り込む山村運輸政務次官

その後、北朝鮮から「犯行グループ9人の亡命を許可し、よど号と乗員、人質は返還する」と発表されました。