17日愛媛県内では、松山市と新居浜市で住宅が焼ける火事が相次ぎました。
このうち新居浜市内で発生した火事では、焼け跡から一人の遺体が見つかりました。

新居浜市南小松原町では、正午すぎ、田中忠子さん84歳の住宅から火が出て、およそ3時間後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅が全焼し焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

田中さんと同居している50代の息子は出火当時、外出していて無事でしたが、火事のあと、田中さんと連絡が取れていないということで、警察は、遺体は田中さんの可能性があるとみて、身元の確認を進めています

(消防に通報した住民)
「ベランダから前に向いてボーっと炎が出てきた。そのうち風が出てきて奥の方へ燃え広がった」

17日午前10時ごろ松山市平井町でも火事がありました。
福見雅裕さん(71歳)の住宅から火が見えると、近所の住人から消防に通報がありました。

火は、およそ2時間後にほぼ消し止められましたが、木造2階建ての住宅が全焼しました。
福見さんの妻が初期消火を試みた際、顔などにやけどをして病院に搬送されましたが、命に別条はないとみられています。

いずれの火事についても、警察と消防が詳しい原因などを調べています。