「子連れ参加」で共働きでも安心

ケータリング会社の『シェフコレ』によると、オフィスでの忘年会は年々増加。「3年前と比べて12月の予約件数は約2.5倍になる見込み」だといいます。

オフィス忘年会が広がるなか、都内のIT関連会社『ピアズ』(品川)では社員に混じって、目の前で職人が握る寿司を楽しむ子どもの姿。こちらは【子連れ参加OK】の忘年会なのです。

「お店だと子どもは座っていないのでゆっくり話もできない。“リラックスしていられる環境”は良い」(40代女性)
「仕事だけじゃなくて“子育ても共感し合える”のはめちゃめちゃ良い。同士みたいな」(40代女性)

社員だけでなく、企業側にもメリットが。

経営企画本部・三木優梨亜さん:
「忘年会に合わせるのではなくて、“働き方に合わせた忘年会を実施する”というところで、“優秀な人材を外に逃がさない”働きをしていると思う」

セラピストによる「マッサージ忘年会」

さらに”あるサービス”と合体したオフィス忘年会も。

都内のIT企業『C2C Platform』(千代田区)のホームパーティ風の忘年会。会話が弾むその横から聞こえてきたのは…

「いやぁ、肩こっていますね~。こっていないところ無いみたい」

なんと、会場脇のソファーに横になりセラピストによる本格マッサージを受ける社員。癒しを求めて、社員達が次々とやってきます。

「すっごく気持ちがいい。来年も頑張ろうという気になる」(40代女性・執行役員)

これは、3年前から行っているという【マッサージ忘年会】

コーポレート本部・梅澤美帆さん:
「日常的に肩が痛い、腰が痛いと言っている社員が非常に多くて、“忘年会で癒しを提供できたら”と」

料金はセラピスト3名・2時間で6万円。お酒が入っているので施術は「1人15分まで」にしているとのこと。

セラピストを派遣『HOGUGUテクノロジーズ』代表取締役・花岡賢一さん:
「あまり長い時間施術をすると血行が良くなってしまうので、部位を限った形でお疲れの箇所だけ短時間でやる」

師走の風物詩、「忘年会」の新しいカタチが広がっています。

(THE TIME,2025年12月16日放送より)