男女5人の自殺を手伝ったとされる福島市の男の初公判が開かれ、男は5人のうち4人について起訴内容を認めました。

自殺ほう助や未成年者誘拐などの罪に問われているのは、福島市の無職・岸波弘樹被告(36)です。

岸波被告は去年6月から今年1月にかけて、SNSを通じて知り合った福島県や山形県などの10代から20代の男女5人の自殺を手伝ったとされていて、このうち4人が死亡しています。

きょう開かれた初公判で岸波被告は、5人のうち4人の自殺ほう助について「間違いないです」と起訴内容を認めたものの、1人については黙秘しました。

その後の冒頭陳述で検察は、岸波被告が未成年者2人の自殺を手伝う際、「自分も一緒に自殺する」と誘っていたことを明らかにしました。