収量は1.5倍!「夢のコメ」しきゆたかへの挑戦

注目の多収穫米はほかにもあります。

島根県の農家
「おいしいですよ。思ったより粘り気がありますね」

11月末、広島市内のホテルで開かれた地場のコメ卸「食協」が主催したコメのPRの会。生産者たちが試食したのは、「しきゆたか」という多収穫米です。

しきゆたかの田植え

この「しきゆたか」も業務用米として食協が10年前から農家に委託して作っています。種代が高いことやコロナ禍の影響で業務用米の需要が減ったことで、一時、生産量を減らしましたが、再び量産へと舵を切りました。その売りは…

食協・武信和也社長
「これ夢のコメとしてね、やはり生産者の皆さんが希望を捨てずに、やはり果敢に挑戦して、800kg、900kg目指していって頂きたいと」

10アールあたりの収量が800~900キロを目指せる、まさに「夢のコメ」。これは「コシヒカリ」の1.5倍以上のボリュームです。「にじのきらめき」と同じで、価格は安いが収量の多さで「コシヒカリ」より儲かるというわけです。