戦場でひとりぼっちにー 身を寄せた壕での老夫婦との出会い
直裕さんを亡くした後、富子さんは避難している途中で姉二人ともはぐれてしまう。そこから1か月間、戦場をひとりぼっちでさまよう日々が始まった。
生きる希望を失いかけていたとき、富子さんは偶然立ち寄ったガマ(自然壕)で、身体の不自由な老夫婦と出会った。
「しばらく、何日かわかりませんけど、おじいちゃんおばあちゃんのところにいたのに、外からマイクの音が聞こえてきて。 “壕の中にいる皆さん出てきてください” と」
直裕さんを亡くした後、富子さんは避難している途中で姉二人ともはぐれてしまう。そこから1か月間、戦場をひとりぼっちでさまよう日々が始まった。
生きる希望を失いかけていたとき、富子さんは偶然立ち寄ったガマ(自然壕)で、身体の不自由な老夫婦と出会った。
「しばらく、何日かわかりませんけど、おじいちゃんおばあちゃんのところにいたのに、外からマイクの音が聞こえてきて。 “壕の中にいる皆さん出てきてください” と」





