多量飲酒で難聴の割合高く
酒を飲む量は、質問票から1日あたりの純アルコール摂取量を算出して、男女でそれぞれ6つの区分を設定しました。男性は非飲酒から1日80g以上まで、女性は非飲酒から1日40g以上までの区分です。
年齢、喫煙、生活習慣病の有無などの影響も考慮して解析した結果、男性では1日60g以上のアルコール摂取群で、生涯飲酒しない群と比較して高音域(4,000Hz)で難聴の割合が高いことが示されました。
非飲酒者の1に対し、アルコール摂取60〜80g群ではオッズ比1.42、さらに80g以上の大量飲酒群ではオッズ比1.55と、摂取量が増えるほど難聴の割合が高まる傾向が認められました。【詳しくは図①】
純アルコール量60gは、ビール350mL缶なら約5本分、日本酒1合なら約2.6合分に相当します。














