一般競争入札で売却に踏み切った旧知事公舎、最低価格は

<県総務課 太田旭さん>
「洋室の応接間となっております。知事公舎に訪れるお客様の対応をする部屋になっておりました」
敷地面積は約1400平方メートル。建物は約330平方メートルの木造平屋建てで、6つの部屋があります。

<太田さん>
「実はこちらにお茶をたてる場所がありまして」
洋室の応接間や茶室を備えた和室があります。
県は売却を決めた後、国や静岡市に問い合わせたものの利用の希望はなく、改修にも数千万円かかることから一般競争入札での売却に踏み切りました。最低価格は不動産鑑定評価に基づき「3億1415万4000円」に設定されています。
料理教室ができるような広いキッチンやダイニングがあり、庭では季節の移ろいを楽しむことができます。
<太田さん>
「静岡県産のヒノキを使っていたり閑静な住宅街に広大な土地を持っておりましてそこが魅力だと思っております。知事公舎を30数年にわたり支えていただいた地域の皆さまに配慮して利活用していただくことを期待したいと思っております」
12月16日に入札を迎える旧知事公舎。
37年の歴史がある建物の売却は、県の財政危機の一助となるのでしょうか。














