見た目も鮮やか“半々”ニラそば

一風変わったニラそばが食べられるのは、『マーニラ』(東京・品川区)。

「ニラ玉麻婆麺」(1100円)は、丼の左半分が一味と山椒が効いたピリ辛の麻婆豆腐。右半分には毎朝仕入れる新鮮なニラがどっさり盛られ、自家製の山椒油をかけ卵黄をのせたら完成です。

佐藤部員:
「ニラの緑と、麻婆豆腐の赤い色が鮮やか。豆腐のふわふわと麺のツルツルとニラのシャキシャキ。それぞれの食感がとてもよく合う」

さらに、ニラそばは“あのジャンル”にまで勢力を拡大。

全国に8店舗を展開する『BUTAKIN』の「ニラまぜそば」(1500円)は、極太麺と極厚のチャーシューにニンニク。そして、大量のニラ。最後に熱々の豚脂…そう、「二郎系ラーメン」でもニラそばです。

佐藤部員:
「ちょっと食べるだけでも口の中にニラとニンニクの香りがブワーッと広がる。スタミナ満点」

ニラを「ふんだんに使える」理由とは?

ニラそばの勢力はチェーン店にも拡大しています。

『大阪王将』では、店舗限定でレギュラーメニューとして「ニラそば」(890円※店舗によって価格が異なります)を販売。ニラの風味やラー油の辛みが「食欲をそそる」と、好評とのこと。

東京・埼玉に30店舗展開する、中華料理の『福しん』でも、毎年冬季限定で販売する旨辛味噌ベースの「ニラそば」(800円)に加え、「ニラあんかけチャーハン」(850円※12月から期間限定販売)も登場。

それにしても物価高が続く中、様々な店で“大量のニラ”をのせられるのはナゼなのか?

百年本舗に「浜ニラ」を提供するニラ農家・櫻田隆さんによると、「ニラは1か月くらいのサイクルで出荷ができる。1年で9~10回ほど収穫ができる野菜」とのこと。

一年を通して収穫できるため、供給量も価格も安定。だからこそ、抜群のボリュームが実現できているのです。

(THE TIME,2025年12月12日放送より)