中華そばにニラがのった「ニラそば」。街中華などで昔からあるメニューですが、“令和版”が登場しその迫力から話題になっています。
インパクト大で「完全にトレンド」
「“ニラの草原”広がっているわ!と思った」
「“ラーメンだとは思わないかも”しれない」
客から驚きの声があがるのは、『百年本舗 秋葉原総本店』(東京・千代田区)の「令和のニラソバ」(1日限定30食・1380円)。

着丼と同時に「うわっ!緑」と言葉が漏れる“ニラの山”で、麺は全く見えません。
そのニラの山に、熱々の和牛の脂を回しかけて火を通すとバチバチッという音と同時に香ばしい香り。

一面のニラの上には特製の醤油ダレで漬け込んだニラペースト。中央に卵黄がそびえる“まぜそばスタイル”の人気メニューです。
THE TIME,マーケティング部 佐藤あゆみ部員:
「口に入れた瞬間からニラ。ニラがバーンとくる。ペーストにニラのうまみが全部詰まっていて、シャキシャキのニラがあるから食感も一緒に楽しめる。とっても美味しい」

使っているのは、千葉・九十九里のブランドニラ「浜ニラ」。“甘みがあって香りが強い”のが特徴だといいます。
〆には、丼のニラを無料の「生姜ご飯」と合わせて食べればこれまた美味。

実は今、こうした“インパクト抜群”の【令和版ニラそば】が勢力を拡大していると話すのは、これまで3万500食のラーメンを食べてきたラーメン評論家の大崎さんです。

『ラーメンデータバンク』会長・大崎裕史さん:
「見た目のインパクトがあるので、出てきた瞬間に写真を撮りたくなる。その写真を SNS にあげて、見た人が『すごい!私も食べに行きたい!!』ということで、“完全にトレンドになっている”」
「ニラ1束」衝撃のボリューム
東京・新御茶ノ水にある『レバニラ中華 満腹』は、レバニラが看板メニューの町中華ですが、令和版ニラそばの「ニラ中華そば」(1100円)も人気。
佐藤部員:
「スープが染み込んだニラが盛りだくさん!!」
あっさりとした醤油ベースのスープが特徴で、表面に浮かぶニラの量はなんと「1束分」。熱々のネギ油をかけて仕上げます。

ニラの下に隠れているのは分厚いチャーシュー。中央には卵黄もONされています。
ニラは毎日新鮮なニラを仕入れ、「先端や茎を落とし真ん中の部分だけを使う」(店長・松本博太さん)とのことで、ニラ独特の尖った味もマイルドになっています。















