DeNAの牧秀悟内野手(27)が16日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の2億5000万円でサインした(金額は推定)。

プロ5年目の今季は、8月1日に登録を抹消されるまで全93試合に出場し、打率.277、16本塁打、49打点をマーク。8月7日には、「左MP関節尺側側副靭帯修復術」の手術を行ったことを発表し、その後は長期離脱し、リハビリに励んでいた。

ケガの状態は「全然違和感なく過ごしてます」と明かした牧。球団からは「ほぼ2か月ぐらい試合に出てない中でのそれまでの成績を踏まえて、もちろん減俸を覚悟してましたけど、その分の活躍度合いというか、貢献をしっかり評価していただいた」。

長期離脱を初めて経験した牧は「怪我して1年間戦えなかったっていうのはすごく本当にチームに迷惑かけましたしそういう部分では、悔しいところはあった1年でした」と振り返った。

リハビリに励み、11月には2026年3月に行われるWBCの代表選考も兼ねた韓国との強化試合(15、16日)のメンバーにも選出された。2大会連続WBC出場へは「もちろん選ばれたら出たい。選ばれた際には、しっかりスタメンで出れるように頑張りたい」と意気込んだ。

大谷翔平との共闘にも、「大谷さんが出れば、やっぱ盛り上がりますし、そこに自分も加わっていきたいですし、まだ野球界を盛り上げていければ。その中でも見て学べるものしかないので、練習から試合からいろんなものを盗めるだろうなと思います」と話した。

チームは昨季、リーグ3位からの下剋上で26年ぶりの日本一を達成。しかし今季はリーグ2位でCSに進出したが、阪神にストレート負けを喫し、2年連続日本一はならなかった。来季は相川亮二新監督(49)のもと再び頂点を狙う。来季へ「リーグ優勝ただ一つだけ」と牧。「また新しいベイスターズになると思いますし、自分も初めて監督が変わって臨むシーズンでもあるのでどういうふうになるのか楽しみ。全員リーグ優勝しか見てないと思うのでそこだけ考えてそのために何ができるかを、このオフ1月からしっかり考えてやっていきたい」と意気込んだ。

さらに、「メジャーでやってみたいっていう気持ちは伝えさせてもらいました」と将来的なメジャー挑戦も示唆したが、「まずはチームのことを考えて第1優先に考えていきたいなと思ってるのはちゃんと伝えましたしそれでもメジャーでやってみたい気持ちは伝えさせてもらいました」と明かした。