止まらぬ物価上昇 金利も急騰で「住宅ローン」に不安
今回の予算案で目玉となった「物価高対策」。依然、深刻な物価高は続いています。水曜日、そんな現状を示す興味深い調査結果が発表されました。

カレーライス1食をつくるのに必要な食材や水道光熱費から算出する、「カレーライス物価指数」。1食あたりの費用が451円と、10年で2倍近くに。背景にあるのが、コメや野菜に加え、輸入牛肉などの価格上昇でした。
こうした物価に加え、ここ最近、急騰しているのが「金利」です。財政への不安が広がると、国債が売られるため、金利は上がります。実際、長期金利の代表的指標である10年物国債の利回りは1.9%台まで上昇。約18年半ぶりの水準となったのです。
金利上昇で大きく影響を受けるものといえば、住宅ローン。
マイホーム購入を検討しているある夫婦は、40年の住宅ローンを変動金利で組むことにしました。

購入検討の夫婦
「子どもが生まれ、物価も上昇している。今のタイミングがいちばん安いんじゃないかと。予算はどれくらいだろう?5000万円ぐらい」
しかし、今後、金利が上がれば、ローン返済が家計を圧迫しかねないとの不安を抱えています。
11月、海外メディアは、日本の財政不安を理由に、相次いで「日本売り」の見出しを掲げました。この現状に、歯止めをかける手立てはあるのでしょうか














