課題1:キックでエンジンを始動させよ


須貝選手:「エンジンなんですけど、さっきはセルボタンでかけたんですけどね、このオートバイはキックがついてるので、キックでかけてもらおうと思います」

バイクの右側面に取り付けられた細いペダル…キックペダル。これを踏み込むことで、物理的にエンジンをかける仕組み。現代の自動車やバイクでは、セルモーターが主流ですが、このアナログな始動方式には独特の魅力が…

須貝選手:「踏み込む。はい、蹴ってみて」

佐藤アナ:「えっ……あ、難しそう」
佐藤アナが恐る恐る足をかける。しかし、踏み込みが浅く、エンジンは沈黙したまま。

佐藤アナ:「なんでですか? なんで? 踏み込んでるのに」
困惑する佐藤アナ。須貝選手が実演してみせました。

須貝選手:「あ、こんな感じ」
佐藤アナ:「もっと下までって感じですね」

ペダルを力強く、かつ一気に踏み抜く必要があるようです。

再挑戦。佐藤アナが思い切り踏み込むと——「おお!」

エンジンがかかった瞬間、バイクが大きく震動し、驚いて声を上げました。
佐藤アナ:「すごい、すっていきました、今。へえ……」
「その感覚を忘れないで」と須貝選手。
佐藤アナ:「うわ、これ気持ちいいですね、キックでエンジンかけるの」
佐藤アナの声には、達成感と高揚感が混じっていました。














