今年で開場25周年を迎えた坊っちゃんスタジアムできょう記念のイベントが開かれ、WBC日本代表の前監督栗山英樹さんが多くの野球少年達に熱いメッセージを送りました。

2000年に開場し25周年を迎えた坊っちゃんスタジアム。
記念イベントには中学生や高校生の野球部員ら約1300人が参加しました。

そして特別ゲストとして登場したのは、侍ジャパンの監督を務め、23年のWBCで優勝を果たした栗山英樹さんです。

栗山さんは子どもたちを前に、野球に取り組むうえで大事な考え方や、大切にしてほしいことを伝えました。

「過程は大事だが、結果が全て」(栗山氏)

そして「チームが勝つためには『どうしても勝ちたい』と思うメンバーがいることが重要だ」と述べると、子どもたちは熱心に聞き入っていました。

また栗山さんは前回のWBCの裏話も披露し、外国人選手の起用を迷ったことや、大谷翔平選手が見せた状況判断能力の素晴らしさなども紹介していました。

この後、野球少年達から「勝つためにはどうしたらいいか」と聞かれた栗山さんは
「勝つためには『これとこれができたら勝つ』というのがある。要素みたいな。
そこをはっきりさせた方が結果に結びつきやすい」とアドバイスしていました。

子どもたちは侍ジャパンを世界一に導いた名将の一言一言をかみしめながら、野球に取り組む決意を新たにしていました。