大阪メトロは、南海トラフ地震が発生し列車内でモバイルバッテリーから発火した想定で防災訓練を行いました。

 大阪メトロ・御堂筋線の終電後に行われた訓練には消防など約200人が参加。実際に列車を走らせ、南海トラフ地震の発生で乗客が落としたモバイルバッテリーから発火した想定で実施されました。

 訓練では煙が充満した車内からけが人や乗客をスムーズに駅まで避難誘導させる手順などが確認されました。

 大阪メトロでは今年10月、モバイルバッテリーの発火で2人がけがをする事故が起きています。

 (大阪メトロ 危機管理課 渡邊訓行課長)「一連の流れで確認できたのはすごくよかった。(訓練の)振り返りを通じて意見を出し合い、スパイラルアップを図っていきたい」

 また、津波被害を防ぐための止水鉄扉の動作確認も行われました。