湯崎英彦前知事は、横田県政スタートをどうみる?

湯崎「順調にスタートしていると思いますけども、いきなりこういう自然相手のいかんともしがたいことが起きてるっていうのは大変なことですし、広島のシンボルみたいなところがありますから。カキって。これから冬に向かって多くの皆さんが楽しみにしているのにこんなことになって。そういう意味ではいきなり危機管理的なスタートで大変だと思います」
本名「国との連携を図りながら、国のパッケージの内容も明らかになってきていますけど。おそらく湯崎さんが県政に当たられても同じような動きをとると思うんですが、いかがでしょう?」
湯崎「補正予算とかはある程度準備はしていたし、そのときはもうもちろん横田さんも当選決まっていたので、事務方は相談しながら進めてましたから。大体考えてるような範囲で今動いているところですよね」
本名「今、その県を代表する1つがカキであると。いわゆる“おしい広島県”を始めとしてね。広島県をブランド化したところが、皆さんが一番評価する功績じゃないかと思うんですが、いかがでしょうか?」
湯崎「やっぱり広島って非常に知名度が高いじゃないですか。でも例えば観光地としての認識っていうのはあんまりなかったですし、改めて原爆ドームや宮島がありますけど、しっかりと観光していただけるところであるということと、その他にもいろんな素晴らしいところ、美味しいものもたくさんあります。そういうことを外の皆さんに知っていただく。それはほぼイコール、外で、テレビやネットで情報が流れていく。それがイコールブランド化につながるんですけども、それが県内にフィードバックされていきますよね。
そうすると県民の皆さんも、改めて「こんなに良かったんだ」って思っていただける。それは誇りも高まっていくってことですね。ブランド化って、ただ有名になったりとか、何か物を買ってもらえるとか来てもらうとかっていうだけじゃなくて、それが地域の誇りに繋がるっていうことがとても大事なんですよね。そういうところはね、進んでいったかなと思います」
本名「発信することによってそれが効果できて、その循環ですね。住んでいる県民の方の意識が変わる」
湯崎「そうですね。そうするとまた中身が良くなって、ブランドも高まっていく」
本名「観光地などでも、従来見過ごされがちだった部分のホスピタリティとか、ちょっとしたところを綺麗にするとか、そういうところに出てくるんですよね」
湯崎「外から来た人達に対する対応だとか、公共交通機関のサービスなどでも、良く印象を持ってもらうようにより意識する、レストランとかでもそうですが、それが、全体としてブランドが高まっていく」
本名「これはずっと循環を回し続けたいですね」
湯崎「まだまだもっと改善の余地がありますし、まだ知られてないこともたくさんあるので、もっと続けていくべきだと思います」
本名「一方で、広島に来ていただく人は増えているけど、今度は若い人が出て行くことも増えている。これはどうでしょう」














