中海圏域で「赤貝」と呼ばれ親しまれるサルボウガイ。江戸時代にも養殖が行われ、中海漁業の象徴とされてきました。

しかし、干拓事業の影響などで漁獲量が激減し出荷が途絶えましたが、2011年から稚貝をかごで吊るす「かご吊り」で養殖が再開しました。

そのサルボウガイから規制値を超える下痢性貝毒が検出され島根県は漁協に対し10日、出荷の自主規制を要請しました。

中海漁業協同組合 岩田初 組合長
「有毒のプランクトンを貝が食べて貝毒が貝に蓄積されて、それがよくないと聞いています」