胡堂はレコードや浮世絵などのコレクターとして知られていますが、ハナはお金がかかる胡堂の趣味に対し嫌な顔一つしなかったといわれ、のちに胡堂は雑誌の取材で「良いくじを引いた」と感謝の言葉を述べています。
旦那さんのコレクションを大事にしてくれるなんて、いい奥さんだなあ・・・
(おっといけない、記事に戻ります)
会場に並ぶ資料で目を引くのは、明治41年、胡堂が東京帝国大学時代にスケッチブックに描いた、ハナと思われる女性のスケッチです。絵の左に「はあちゃん」と書かれているこのスケッチはハナに向けられた優しい視線が感じられ、2人の親密さが伝わります。

野村胡堂あらえびす記念館の主任学芸員、作山春香さんは「胡堂の作家、コレクターとしての活躍は、ハナの存在なしにはあり得なかったと思います。是非、この機会にハナについて知っていただきたいです」と話していました。
この企画展は3月1日まで開かれています。(28日から1月5日までは休館です)














