ベタ張り──平原被告の自宅周辺に捜査員8人を配置

青色に光る逮捕2日前の平原被告の自宅

平原被告が犯人であると確信してから、捜査員たちを配置した。

橋本浩輔さん(元福岡県警捜査1課長)
「確か記憶では車4台、捜査員8名を平原被告の自宅の周辺に秘匿で配置しまして。もう出てきたら職務質問ですよ。職務質問、任意同行」

さらに平原被告の自宅直近に秘匿で監視カメラを設置した。
2重の監視体制である。

橋本さんはもう1つ、発生時から決めていたことがあった。

橋本浩輔さん(元福岡県警捜査1課長)
「中学生に対する連続殺傷ですもんね。凶器は未発見。ということは凶器を持ったまま逃走していますので、非常に危険な相手であるということで、もう発生時から、もし割り出して対応するときは、特殊事件係を突入させるという決断を下していました」

特殊事件係。
人質立てこもり事件を専門とする鍛え上げられた部隊である。