昭和100年にあたる今年、シリーズでお伝えしている「昭和からのメッセージ」。今回は、奄美大島の伝統織物「大島紬」です。太平洋戦争で一時、生産停止に追い込まれながらも島を支え続けた伝統技術と、これからを見つめます。

泥染めの深い光沢に緻密な手織りのかすり柄。世界三大織物、大島紬です。
「トントンという機織りの音をずっと聞いて育った」

昭和37年から63年続く大島紬の織元夢おりの郷。奄美市笠利町出身の南祐和さん、79歳。28歳のときに父親の跡を継ぎました。

40を超える工程をほぼ全て手作業で行う大島紬。完成まで1年以上かかることもあります。
(南祐和さん)「工程が複雑で、いろいろな人の手に触れているから、このぬくもりが出る」














