陸上自衛隊で最も過酷といわれるレンジャー訓練を終えた隊員たちの帰還式が12月10日、佐世保市の相浦駐屯地で行われました。

日本の離島防衛を担う陸上自衛隊・水陸機動団。

重さ50キロの背のうを背負った隊員がレンジャー訓練を終え、10日、相浦駐屯地に戻ってきました。隊員たちはおよそ3か月戦闘や偵察の課題をこなし、終盤は睡眠や食事を削りながら山間部での潜伏訓練を繰り返しました。

体力と精神力の限界を超えた隊員だけがレンジャーとして認められます。

水陸機動団・武者 利勝団長「陸上自衛隊における最も厳しいといわれるレンジャー訓練において、見事任務を完遂して無事帰還を果たした第8戦闘隊の諸君に心から敬意を表したい」

22人の隊員へ精鋭の証であるレンジャー徽章が授与されました。

レンジャー隊員「本当に1人じゃ卒業できなくて、みんなの支えがあってやってこられた」

仲間や家族に支えられ訓練を乗り越えた隊員たちは今後、それぞれの部隊で中心となって活動します。