沖縄に駐留するアメリカ軍のトップが9日に会見を開き、中国の軍事活動に懸念を示したうえで、沖縄における自衛隊との共同訓練の重要性を強調しました。
会見はうるま市のキャンプ・コートニーで開かれ、撮影は許可されなかったものの、7枚の写真が提供されました。

在沖アメリカ軍トップで、第3海兵遠征軍司令官のロジャー・ターナー中将は会見の冒頭で「中国との対立や紛争は望まないが、自由で開かれたインド太平洋を実現していくために同盟国と協力していく」との考えを示しました。
また、今月6日に中国軍機が自衛隊機にレーダーを照射したことについては、活発化する中国の軍事活動を念頭に「最近見られたものの中でより挑発的だ」と指摘しました。

このほか、沖縄に駐留する全ての海兵隊が九州などに移転することは可能かという質問に対しては「これまでに考えたことはない」と述べたうえで、ことし9月に実施された日米共同訓練などに言及し「この地域を守ることが日本を守るために必要だ」との考えを示しました。














