背景に「ルッキズム」のまん延が…

中学生の間でも、「痩せること」が当たり前のように語られる今。

背景には痩せていることが正しいという「ルッキズム」、外見至上主義が無意識のうちに広がっている現実があります。

小児科医の庄司保子さんは、思春期の摂食障害や成長障害など小児の健康課題について各地で講演を行ってきました。

若者たちに広がる痩身願望の背景について次のように話します。

小児科医 庄司保子さん
「細いファッションモデルとかにみんな憧れるようになって、健康上必要なダイエットと、細くて綺麗になりたいっていうことのダイエットが混在して、本当は必要のない若い人たちが痩せ願望が特に女性で強くなった。世の中的に痩せることは良いことだとか。痩せる、ちょっと痩せると褒められるとかいう価値観が蔓延しているので、そこに救いを求めてしまう」