ロッテの西川史礁(22、ロッテ)が10日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改を行い、2600万円増の4200万円でサインした。(金額は推定)

初の契約更改となった西川は、金額を聞いて「びっくりしました」。続けて「最初は苦しいことばっかりで、すごい野球が苦しくなった時期もあったんですけど、それを逆に最初に経験することができて、これからの野球人生に繋がってくると思いますし、更なる飛躍を求めてやりたいなと思ってます」と今季を振り返った。

青山学院大からドラフト1位で入団。7月30日の楽天戦(ZOZOマリンスタジアム)でプロ初の4番起用に応え、先発の岸孝之(41)からプロ初アーチを放つなど、シーズン最終戦に規定打席に到達。ルーキーイヤーは108試合に出場し、リーグ6位の打率.281、3本塁打、37打点、1盗塁をマーク。二塁打はリーグトップ(27本)だった。

球団では2014年の石川歩以来11年ぶり、外野手では球団初の新人王を獲得。プロ2年目に向けて「今年は新人王という素晴らしいタイトルを獲ることができましたけど、まだまだ満足できる数字がないのでしっかりと来シーズン全試合出場は自分の中で一番の目標」と西川。「まずはベストナイン、ゴールデングラブが取れなかったのでそこを(目標に)掲げて。もう一つ打者の大きいタイトルでいうとやっぱり首位打者を獲りたい」と飛躍を誓った。

シーズン後には野球日本代表“侍ジャパン”に選出され、11月に行われた韓国との強化試合では第1戦で同点タイムリーを放ち、日本の勝利に貢献した。来年3月に行われるWBCへは「ここに入りたいっていうのは率直な思いで、今回の強化試合もアピールする面でもやりますし、選ばれるかどうかわからないですけど、このオフもしっかりとまずはそこに合わせてやっていく」と意欲を見せた。