「安心して子どもを望める規定になってほしい」

 12月2日、福間さんは大阪市内にいました。向かったのは弁護士事務所。連盟に規定の変更を求め、改めて要望書を出すことにしたのです。

 (松田真紀弁護士)「何か意見を出して出しっぱなしじゃなくて、向こうにどういうリアクションを求めるのか書いたほうがいい」

 そして、12月9日に要望書を郵送し、10日には代理人弁護士らと記者会見を開き、社会に広く訴える予定です。

 (福間香奈さん)「今の規定ですと、出産か対局かどちらか一方を諦めなければいけない。女流棋士を目指す女の子が、安心して女流棋士の道を歩めるように、安心して子どもを望める規定になってほしいなと感じています」

 日本将棋連盟は9日、MBSの取材に対して「現在、制度設計や規定の明文化を目指し、専門家の意見や女流棋士の声、競技運営の観点を踏まえ検討を進めている」とコメントしています。