遺骨を残したまま、10月下旬に突然閉鎖され、混乱を巻き起こしている、札幌市東区の納骨堂「御霊堂元町」。季節が秋から冬に変わり、ようやく事態が動きました。
堀内大輝アナウンサー
「1か月半以上扉が開かなかった納骨堂の鍵が開けられて、利用者が遺骨を引き取りに中に入っていきます」
納骨堂の土地と建物を競売で落札した、札幌市の不動産会社が14日、建物の鍵を開けて、利用者が納骨檀から遺骨を持ち出せるよう対応を始めました。
インタ遺骨を引き取った利用者
「1日でも早く持ち帰りたかった」
不動産会社は「遺骨を引き取りたいという、利用者の声を優先した」とコメント。これで問題は、一件落着となるのでしょうか?
ことの発端は、納骨堂を運営していた宗教法人「白鳳寺」が借金のカタに、納骨堂の土地と建物を差し押さえられたこと。この土地と建物を、2022年夏に競売で札幌市の不動産会社が落札。
11月21日、明け渡しの強制執行を控えていましたが10月下旬になって、納骨堂は突然閉鎖。利用者は遺骨を引き取れず、白鳳寺の代表とも、連絡がとれなくなりました。
利用者
「とにかく遺骨を返してください。代表者が出てきてくれれば遺骨が返ります」
「寝る前と朝出かける前に、いつも水を取り替えて拝んでいる。早く戻ってこれるようにしたいねっていう話と、本当もう謝ってます」
その後、入院中とされる白鳳寺の代表からは…。
『建物を明け渡します。じゅう器備品の一切を譲渡します』
「納骨堂を明け渡す旨の文書」などが届けられたため、不動産会社は、強制執行を取り下げました。
建物を落札した不動産会社
「強制執行して建物から納骨檀がなくなると、納骨堂としての体裁を失う。利用権だけでも守りたい」
不動産会社は、納骨堂の事業を承継したい意向ですが、年内の実現は厳しい情勢です。このため、遺骨の引き取りを希望する利用者に、14日から建物を一時的に開けています。
堀内大輝アナウンサー
「遺骨を引き取った利用者がいま帰っていきます」
突然の閉鎖から、およそ50日のブランクを経て、再び開いた納骨堂。遺骨を引き取った利用者は…。
遺骨を引き取った利用者
「ほっとしている。長かったから、ずっと放リっぱなしにしてね。気になってどうしようもないし、今さらどうしてほしいとか思わない」
ただし、建物を開けた不動産会社は、納骨堂の運営を認められておらず、以前のように供養をすることはできません。今回の措置は、あくまでも「私物の持ち出し」。
利用者
「お参りする気もあったんですけど、中も見せてくれない。そういうことっておかしくない?骨は…ビルとして潰しちゃうのかな?」
遺骨の引き取りを希望する利用者は「誓約書」などに、署名なつ印をする必要がありました。
遺骨を引き取った利用者
「最後に誓約書に書いて印鑑を押す前に、こちらで確認した。『もし、このままここが納骨堂になった時は、どうなるんですか?』といったら、『再度また再契約になります』と言われたので、ちょっと、そこはおかしいと納得は行かなかったんですけど、納得いかないからって、遺骨を持って帰らないといけないですし」
内容を見極めたいと、14日は遺骨を引き取らずに帰った利用者もいました。遺骨の引き取り期間は、27日までの平日。時間は午後0時半から午後3時半までです。
12月14日(水)「今日ドキッ!」
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