今も続く、北朝鮮国内の過酷な現実
北朝鮮国内の現実は過酷だ。
絶望的なほどの食料難。
電気が通っていない。
帰国した蓮池さんから聞いた話では、寒すぎて布団をちくわのように巻いて、家族全員が団子のように連なって暖を取っていたという。
曽我ひとみさんからは、配給された米の袋に砂利や砂が入っていて、研いだら泥水になってしまった、中身が抜かれていたという話を聞いた。
表現の自由、発言の自由、宗教の自由、集会の自由、移動の自由。
私たちが当たり前に享受しているすべてが禁じられている。
とりわけ、拉致被害者は逃げる自由さえ許されていない。
医療の恩恵も受けられない。
新型コロナウイルスのワクチンを運ぶ低温物流もない。
毎日が必死で生き抜く日々だ。
横田拓也さん
「その中で私の姉めぐみがですね、生活をしている現状があるということです」
横田拓也さんの講演は全4回の連載です。
「玄関から1分先」で姉・めぐみは消えた 横田拓也さん「これは"横田家のつらい話"ではない」 拉致を我が事として考えるということ【北朝鮮人権侵害問題啓発週間・全4回連載①】
「お父さん何言ってんの?」横田めぐみさんの実名公表めぐる父・滋さんと家族の衝突 めぐみさんの命の危険も…「そんなことは覚悟の上だ」決断の裏側【北朝鮮人権侵害問題啓発週間・全4回連載②】
「私たち横田家を潰すために…」北朝鮮はなぜ”別人の骨”を利用したのか?弟・拓也さんが明かす48年間の戦い【北朝鮮人権侵害問題啓発週間・全4回連載③】
母・早紀江さんは89歳「残された時間は本当にない」 横田めぐみさん拉致から48年、弟・拓也さん「絶対諦めない」一括帰国への訴え【北朝鮮人権侵害問題啓発週間・全4回連載④】














