「扉を開けて」「お父さん」「お母さん」 船底に響いた叫び
北朝鮮から脱北した元工作員との面会で聞いた話が紹介された。
めぐみさんは、北朝鮮の工作船の船底に鍵のかかった部屋に閉じ込められ、何時間も船酔いしながら清津という港まで連れて行かれた。
横田拓也さん
「ずっと部屋の中から『扉を開けて』『ドアを開けて』『お父さん』『お母さん』と泣き叫んでいた。ということです。清津の港に着いた時にはめぐみの指先が血で染まっていたということを、その元工作員の方から聞きました」
拓也さんは、57歳の男性である自分でも今そうした恐怖に陥れば絶望と恐怖しかない。
13歳のめぐみさんがどれだけ苦しかったかと思うと悔しくて怒りしかないと語った。
横田拓也さん
「そんな苦しい思いを想像した時に皆さんが冷静に問題を捉えていっていいのかということをもう1回考えて欲しいと思います。皆さんの大切なお子さんが同じような思いをした時に私たち大人が冷静な気持ちでいていいのかと怒らなくちゃいけないんじゃないかということを今の話の中から是非考えて欲しいと思います」














