11月、市民グループ「富山大空襲を語り継ぐ会」の継承活動を担ってきた語り部が亡くなりました。戦争体験者が減少する中、どう記憶を継承していくか、「語り継ぐ会」は岐路に立たされています。

12月6日に開かれた「富山大空襲を語り継ぐ会」。語り部の佐藤進さんへ黙とうが捧げられました。

西田亜希代さん
「3世代でこのように父の語りを引き継ぐという活動を2年間かけてずっと学ばせていただいて、一緒に活動もできた戦後80年という年を過ごせたことをとても父も喜んでおりました」

10歳で富山大空襲を体験した佐藤進さんは、2001年から小中学校を中心に230回以上、太平洋戦争の歴史や富山大空襲の悲惨さについて講演を行ってきました。

2年前からは、娘の西田亜希代さんと孫の七虹さんが語り部を引き継ぐことを決めて、3世代で活動してきましたが、進さんは、11月19日、90歳で亡くなりました。