効果あれば2026年度本工事も…完了までさらに3年の見込み
岩木秋河記者「ポンプでくみ上げた水は、こちらのホースを通って、奥の側溝へと排水されるということです」
排水される水は、毎分120リットル。8日の時点で地下およそ60センチにあった水は、午前8時半ごろにくみ上げを始めてから3.5メートルほどにまで低下しました。
市によりますと、実験では2.3ミリ地盤が沈下することを想定していますが、周辺の家屋などに影響はない程度だということです。
今後は定期的に地盤沈下や水位の変化に異常がないか観測を行うとしています。

実験は2026年5月までで、効果が確認できれば、住民の合意を得たうえで、本工事を行う方針ですが、本工事の完了には、さらに3年かかる見通しです。
射水市都市整備部 西村隆班長
「ひとつの節目を迎えたかなと考えております。ただこのあと本設の工事となると、まだ3年かかるということで非常に長い時間、住民の皆様をお待たせすることになる」「一刻も早く実証実験から本工事を進めることで住民の皆様に安心をお届けできるようにしたい」
地元の住民からは、実験の効果を期待する一方で―。

古新町西部自治会 佐竹正会長
「道路の下に敷設するという(本工事の)工期が3年ということやろ。それで終わるものじゃないと私は思っている。永久なもんやと思うよ」
そのうえで、液状化対策と並行して被災による転居を余儀なくされた人々に向けた受け皿の確保などを、行政に働きかけていきたいと語ります。
古新町西部自治会 佐竹正会長
「並行して街づくりに向けた提案もするとかやっていきたい」「1人でも2人でも帰ってこれれば、いいなと」














