アドリブで一升瓶半分の水を… 舞台で共演の師匠から“洗礼”

盟友・岡八郎さんとの舞台上の掛け合いでも、花紀さんは「間」を重視していたと語る寛平さんですが、ときには洗礼を受けながら学んだといいます。

―師匠と共演されたことは?

間寛平さん「僕はあります。いじめられるというか、お酒を飲むシーンがあると、『お前、飲め』と。一升瓶に水が入っているわけじゃないですか、お酒の代わりに。グーっと飲んだら、『もう1杯飲め』と言うて、ほんまに水を一升瓶の半分ぐらい飲まされたり。そんなことをしていじめるというか、苦しんでいる姿をお客さんに見せて笑いをとるというか」

師匠の愛なのかスパルタなのか、洗礼は続きました。

間寛平さん「(師匠は)自分がやっている主役ですよね。僕らはちょっとした役。そこを『寛平、わしがやってる役をお前やれ』と言ってやらせてくれるんですよ。それでボロボロになっていくのを袖で見てるんですよね。でも、それはすごく勉強になっていくわけですよ。セリフも3つか4つしかないときに主役をやらせてくれたり。かわいがってもらえましたね」