今年1年の憂さを笑って吹き飛ばす奇祭、笑い講が山口県防府市でありました。

笑い講は、鎌倉時代に始まったとされる小俣地区恒例の神事です。

地域の人たちが向かい合い、3回、声高らかに笑います。

1回目は今年の収穫に感謝して、2回目は来年の豊作を祈って、3回目は今年苦しかったことや悲しかったことを忘れるためとされています。

今年の頭屋・時田尚明さん
「今年は令和の米騒動というのがございまして、米不足になりました。まだ値段が高いままで残っておりますので、そっちのほうも低くなればいいなと」

師走の空におおらかな笑い声が響きました。