「まぐろ丼 500円」創業以来値段はそのまま

新鮮なお魚もワンコインで食べられるお店があります。
東京・練馬区にある「食屋いぐち」。カウンター席のみのこぢんまりとした店内に、朝からお客さんがひっきりなしに入り活気に満ちています。
2003年の開店以来、市場直送の鮮魚が食べられるということで、何十年も通う常連客もいるほど大人気の食堂なんです。
開店当初から貫いているメニューが…
客
「まぐろ丼です。何十年もここに来てる。(この値段は)都内じゃ食べられないよ」

分厚く切ったマグロをご飯の上に7切れも乗せた豪快な「まぐろ丼(500円)」。
実はこの店、青果市場の中にあり、朝から働く人のために朝5時半からオープンしているんです。
客
「こんな時間(午前7時50分頃)に開いてるところはないです。美味しいじゃないですか」
それにしてもこんなに安くて大変そうですが…

「食屋いぐち」井口五十一店主
「ウチはマグロ問屋と30年以上付き合いがあるから、何とか面倒見てもらって安く出してる」
安さの秘密は、店主が築き上げてきた卸業者との強い信頼関係。その結果、今も特別価格でマグロを提供してもらっているということです。しかも、人件費を抑えるため、朝はたった1人でお店を切り盛りしているんです。
「食屋いぐち」井口五十一店主
「道楽でやってるわけじゃないけど、安くておいしいのが一番良いんじゃないかな。やっぱり」














