鹿屋市の中学校で5日、北朝鮮による拉致被害者・市川修一さんの兄・健一さん夫妻が講演し、拉致問題への理解を呼びかけました。

鹿屋市の上小原中学校で5日、開かれた講演会には生徒115人が参加しました。

北朝鮮に拉致された市川修一さんの兄・健一さんと、妻・龍子さんが事件から47年経過する中、若い世代にも関心をもってもらおうと講演しました。

(市川健一さん・80)「そういえば拉致問題というものがあったよな。あれはまだ解決していなかった。そう言われるようになったら本当に解決しません」

(生徒)
「拉致は悲惨なんだよということ、それに向かって動いてる人がたくさんいるんだよということを伝えたい」

「拉致被害にあった方々や家族の熱い想いに触れて自分もできることをやっていきたいと思った」

(市川健一さん・80)「あってならない拉致事件。真剣に聞いてくださって、みなさまの力をお借りして世論が広まっていけばありがたい」