山形県内で、クマの出没が後を絶たない中、鶴岡市ではきょう、クマによる被害を未然に防ごうと河川にある樹木の伐採が行われました。
今月2日から行われている河川の樹木の伐採。
県内では今年、クマによる人的被害や食害などが多発し、県民の安全・安心を脅かしています。


酒田河川国道事務所では、クマの早期発見や移動範囲を狭めることなどを目的に河川にある樹木の伐採を進めています。
今回、伐採が行われた河川の近くには果樹園が広がっているほか、下流には運動公園があります。

多くの市民が利用する施設付近でクマの目撃が相次いだことからこのエリアでの伐採が決まったということです。
酒田河川国道事務所 赤川出張所 岡部賢 出張所長「今回の対策を通して、地域住民の方の安心安全につながれば良い。河川を利用する際にゴミをきちんと持ち帰っていただくとか、クマの出没につながるような行為をしないようにしていただければ」

酒田河川国道事務所では来年の2月ごろまで取り組みを続けおよそ1.7ヘクタールの樹木を伐採するとしています。また、河川でのクマ出没を防ぐため、河川にごみや食べ物を捨てないよう呼びかけています。















