「休みは1か月で1日だけ」職務代理者が語る苦悩

混乱が続く伊東市。前市長の失職に伴い現在、市長は不在。さらに、副市長・教育長のポストは半年以上にわたり空席となるなど異例の事態となっています。

この前代未聞の中、職務代理者として市政のかじ取り役を担っているのが企画部長を務める近持剛史さんです。

伊東市 近持剛史企画部長(職務代理者)
Q. これは今何をしている?
「各部署から出てくる決裁板を押している。他の部署の重要な案件の決裁が来るので、市長の代理で色々責任がある決裁なので押すには慎重になる」

職務代理者となってから約1か月、従来の仕事に加え市長代理としての業務もこなす毎日です。

近持企画部長
Q. 休みは取れている?
「きのう振り替え(休日)があったので1日休みましたけど、1か月間その1日だけです。土日もイベント等の挨拶もありますのでなかなか休みは取れない」

市民サービスに影響が出ないようにと業務に励んでいますが、それでも限界があると話します。

近持企画部長
「やはり色々な決定権が、市長・副市長いませんので決定が遅れる。僕らの判断だとなかなかできないもんですから、少し停滞になってしまう」