宮城県石巻市の北上川河口近くでは、北上小学校の5年生13人がヨシの刈り取り作業に挑戦しました。ヨシは、かやぶき屋根の材料として使われていて、5日は背丈が3メートルほどに育ったヨシを根元から鎌で刈り取りました。

かつて、北上川の河口付近にはおよそ200ヘクタールにわたりヨシが群生していました。震災の津波や地盤沈下で大きな被害を受けましたが、現在は8割ほど回復しています。刈り取ったヨシはひもで束ねていきました。

児童:
「最初は難しいと思っていたが簡単だった」
「北上の(ヨシ原は)きれいだなと思う」
「幸せを感じる」
「3個並べてください」

束ねたヨシを並べて、来年の干支にちなんで「午」の文字もつくりました。

児童たちは、1月、刈り取ったヨシの繊維を使って卒業証書づくりにも挑戦します。