長野県は、野沢温泉村で除雪をしていた78歳の男性がクマに襲われたことを受けて、村を含む北信地域に「ツキノワグマ出没注意報」を出しました。

クマ出没注意報の期間は4日から12日までです。

対象は、中野市、飯山市、山ノ内町、木島平村、野沢温泉村、栄村です。

長野県内のクマによる被害は、25年度は11件、16人になっています。24年度は12件13人で、被害を受けた人数は増加しています。

県は「クマは12月中に冬眠に入ると言われるが、冬眠していないクマもいるとして、遭遇する可能性がある」としています。

対策として、生ごみの適切な管理や収穫しない柿などの木の伐採や早期の収穫などのほか、朝と夕方はクマの活動が活発になるとして、特に注意するよう呼びかけています。