青森県内のインフルエンザ患者数は減っているものの、依然として流行しています。全国で広がる変異株「サブクレードK」が青森県でも流行していると見られています。
青森市の象こどもクリニックでは、11月中旬から受診者が増え、4日も開院から約2時間で3人が陽性と診断されました。異例の流行を引き起こしたと見られているのが、インフルエンザA型の変異株「サブクレードK」です。
青森県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師によりますと、全国と同様に青森県でも感染が広がっているとしています。
※象こどもクリニック 舘山尚院長
「すごくうつりやすくて流行しやすいという特徴がある。家族にインフルエンザの人がいるとかクラスで休んでいる人がいる状態でいきなり高熱が出たら早めに受診してほしい」
青森県のまとめでは、11月30日までの1週間、県内の指定医療機関から報告があったインフルエンザ患者数は県全体で2795人でした。過去最多だった前週からは675人減りました。
青森県全体の患者は8週ぶりに減少に転じたものの、1医療機関あたりでは53.75人と依然として高い水準が続いています。
地域別では上北が70人台、三八と東青が60人台などで6地域すべてに警報が出されています。
このため、青森県内の学校では4日時点で4校が休校、学級閉鎖は77クラスにのぼっていて、県は手洗いやうがいなどの基本的な感染対策や早めのワクチン接種などを呼びかけています。














